2023年2月27日、仲間の佐藤昇君が恐喝未遂容疑で警視庁四谷署に逮捕されてから7カ月になろうとしている。容疑を一貫して否認している佐藤君の保釈請求は繰り返し却下され続けたが9月20日にようやく保釈された。
佐藤君は異色のジャーナリストである。正確にはネット記者である。企業とその周辺に寄生する事件屋やアウトサイダーたちからの情報を徹底的に収集して、誠にタイムリーに事件情報を発信するジャーナリストとして、今後の彼の活躍に期待していたが、不運にも当局の手によって捕縛された。約5年前にも罠にはまってしまい逮捕され執行猶予付き有罪判決を受けている。このジャーナリストは誠にスリリングな領域を掘り起こして発信してきた。彼の活動を支持している大手マスコミの記者も少なくない。
逮捕容疑はなんと、彼に暴露された企業が、カネを払って掲載情報の取り消しを求めたのに対して、彼は代理人弁護士を通して金額を提示した。それが恐喝未遂容疑になったという。これは冤罪逮捕の典型だと受け止めている。
ヤクザ取材40年、北朝鮮取材20年、現在もある地方都市の市長と大手企業の贈収賄疑惑を取材中の私は、他の記者が踏み込めない領域に突き進んできたジャーナリスト佐藤昇の正義を信じ、無罪を勝ち取るまで応援する所存である。
仲間たちよ、集まれ。
2023年9月20日 journalist成田俊一
<まずこの音声ファイルを聞いてください>
みなさん、これが恐喝だと思いますか?
この音声ファイルは、佐藤君が逮捕される公訴事実(検察官が裁判を求める事件の要点)となった”恐喝相手”との電話での会話です。
「状況がわからないから判断が付かない」と、いう方はぜひ<解説>を読み進めてください。この”恐喝未遂”事件の全貌がわかる筈です。
なお続きを読んでいただく前に、一つだけ頭に入れておいてほしい事実があります。それは”恐喝された”と訴えている人物はテクノシステムという会社の元取締役です。テクノシステムは多額の融資金をだまし取ったとして社長、役員など3人が逮捕された会社です。佐藤君は一般マスコミでは報道されていないテクノシステムの元取締役にまつわる事柄を「週刊報道サイト」で記事にしておりました。そしてその記事は真実です。ですから佐藤君が逮捕された今でも、記事は削除されずにちゃんと「週刊報道サイト」に掲載されています。
真実の記事、公益性のある記事を掲載しながら、「なぜか佐藤君は恐喝未遂で逮捕されてしまった」という事を、読み進めるうえでの前提条件として認識いただければ幸いです。
<解説>
<ページ内項目別タイトル単位に興味のあるところを読めます>
<次回掲載予定>